本は書き込んでなんぼ
佐藤優氏、山口周氏、齋藤孝氏、といった有名知識人。
これらの方々は大量の本を読み、膨大な知識を蓄え、活用していることで有名です。
本の読み方は三者三様ですが、共通点も存在します。
それが、
本を汚く読む=本に書き込みながら読むこと。
例えば以下の本で書き込みながら読書することが紹介されていました。
Kindle/hontoでも書き込みながら能動的に読書したい
せっかく買った本を汚すことにはどうしても抵抗がありますが、本に書き込みながら読むことで以下のようなメリットもあります。
- 読書が受け身にならずただ字面を追うよりも思考が深まる
- 再読する際に前回の自分が感じたことが残っており、内容を思い出しやすい
- 手を動かすことで記憶に定着しやすくなる
自分にとって一番魅力的なメリットは読書が受け身にならないということ。
読書ってどうしても著者の考えを追っていく作業になりがちで意識しないと受け身になってしまいます。
しかし、手を動かしながら読書することで読書が能動的な知的作業に変身します。(と思います).
能動的に本と会話するように読書できて、再読する際も自分の読書の足跡が残っていて効率がいい。
これこそ自分が求めていた読書術だ!!
と、舞い上がったもののここで問題が...
kindle/hontoで購入した電子書籍を読んでいる方はご存知だと思いますが、 現状電子書籍では、紙の本でペンを片手に本を読むのと同じような体験をすることができません。 (メモ機能はありますが手書きで書き込むことはできない)
せっかくiPadはペンで文字を書くことができるのに非常に勿体無い...
何とかニーズを満たすためにたどり着いた方法が、 kindle/hontoの電子書籍をPDF化してPDFに文字を書き込みながら読むことでした。
ここからは具体的にどうやってKindleやHontoの書籍に手書きできるようにするかをご紹介します。
iPadを活用した書き込み読書の手順
Kindle/Hontoの電子書籍をPDF化する
先述した通りKindle/Hontoのアプリではペンで書き込みながら読むことはできません。 そこでKindle/Hontoの電子書籍をPDFに変換します。
ネットで紹介されている方法をいろいろ試してみましたがどうしてもめんどくさい... なので自動でKindleやHontoの書籍をPDFにしてくれるプログラムを作りました。 詳細は以下の記事を見てください。
PDFをGoodNotes5に取り込む
上の方法で電子書籍がPDFに変身します。
次は完成したPDFをGoodNotes5というアプリに取り込みます。 自分の場合はmacで書籍をPDFにし、作成したPDFをiCloudに置くことでiPadから参照できるようにしています。
- まずはブラウザアプリで取り込みたいPDFを開き、
- 右上の共有ボタン(写真中の1)を押し、
- 出てきたポップアップからGoodNotes5を選択(写真中の2)して取り込みます
GoodNotes5を選択するとこのような画面が出てくるので、「新規書類として読み込む」を選択します。 取り込み先は自分は読書というフォルダにしています。
電子書籍に書き込み読書ができる準備が整った!
以上の手順で電子書籍にペンで書き込みをする準備が整いました!! あとは自由に書き込み読書をしたらいいのですが、一応自分の読み方もご紹介したいと思います。 何冊かの読書術関係の本を読んで生み出した読み方です。
おすすめのiPad活用書き込み読書術
まずは自由に線をひきながら読書する
GoodNotes5にPDFが取り込めたら自由に線をひきながら読書します。 Apple Pencilの本領発揮です。
線はとにかく何か気になる部分にはどんどん引きます。 紙の本と違い後から消せるので引きすぎを気にする必要はありません。
こういうのもiPadの良さ! 直感に従ってバンバン線を引きながら読んでいきます。
また、線を引くだけでなく気になったことや疑問、考えたことも余白に書き込みます。 余白に書き込む際にはちょっとiPad miniでは画面が小さいなぁ…と思うこともあります。。。
使っているペンはAppleペンシルではなく格安品
ちなみに自分はAppleペンシルを落としてしまい反応しなくなりました。。。 高額なので買い直すことを躊躇い中華製の安いペンを買ってみましたがこれが使いやすい!
下手したらApple Pencilより書きやすいかもしれません。
紹介記事も書きましたので気になる方はぜひ御覧ください。
ほんとこのペンおすすめです。
Apple Pencilは高くて重いので読書用途には買う必要ないと思ってます。
読み終わったら線を引いた箇所のうち特に重要な箇所にマークをつける
一通り読み終わったらもう一度読み返しながら大事だと思った箇所にマークをつけていきます。 ここでちょっとだけ一工夫しています。
GoodNotes5のすごいところは手書きの文字も検索できること。 なので、後から重要箇所をだけ検索機能を使って抜き出せるようにマークをつけます。
☆や◯、△などいろんなマークで試してみましたが、 一番認識率が高かったのが「※」だったので「※」を大事だと思った箇所につけていきます。
こんな感じで線を引いた箇所の内、特に大切と思ったところに「※」をつけます。 以下の山口周さんの本では一冊で9カ所に抑えると書いてありました。 自分はもう少し多いですがある程度数を絞ることは大切だと思います。
重要な箇所を見返しながら理解を深める
上の作業が終わると、検索機能で「※」を検索します。
すると自分が大事だと思って印をつけた箇所を一瞬で探し出すことができます。
こんな感じで。
ページの下の方に次の検索一致箇所にジャンプできるボタンもあるので、 これを使いながら抜き出した箇所を眺めて自分なりの理解を深めていきます。
重要箇所を何度も見返しながら自分の中で本の要約を行います。
わかっていない事があってもとりあえずの結論というか、現時点での全体像を自分の中に作っていくイメージです。
ここで完璧を求めたくなりますが本は何度も読み返すもの。
一旦現時点での理解を思い切ってまとめてしまいます。
今後色んな読書や経験をしたらきっとこれとは違った読み方をすることになりますが、それでいいんだと思って今の自分の理解をまとめます。
最後に学んだことメモを書く
そして最後にページを追加して自分の考えやメモを残しておきます。
iPad書き込み読書最高!!
すごくないですか??
- 紙の本でしかできなかった書き込み読書ができる
- 書き込んだことを後から検索できる
- 手書きメモのためのページを追加できる
- 線を引きすぎても後から消せる
と紙の本ではできなかった体験までできるようになっています。
自分はiPad mini5を使っており画面が小さいためGoodNotes5が一番使いやすかったですが、 もう少し画面が大きいiPadを買ったらLiquid Textというアプリも使ってみたいと思っています。
読みたい本は大体「Kindle日替わりセール」で見つけています
ちなみに私は毎朝「Kindle日替わりセール」をチェックすることが日課になっています。
日替わりセールはその名の通り日替わりで3冊のKindle書籍が大幅値下げされるセールで、
気になる本があればとりあえず買ってしまう。というのが私のルールです。
こちらの記事で毎日日替わりセールの情報を更新していますので、
ぜひ皆さん、セールを活用し素敵な本と出会ってください。
https://snapshots.hatenablog.jp/entry/kindle-sale-todaysnapshots.hatenablog.jp
kindle/hontoのスクショはOKなの?
非常に便利なのですが一点心配なのがkindle/hontoをスクショすることがOKなのかどうかということ。
もちろんスクショしたものを他人に配布するとNGなのですが、個人利用目的ではOKなのでしょうか?
少なくとも違法ではなさそう
ここを見る限り違法ではなさそうです。
規約違反ではないことを確認済み
著作権違反にはならないもののkindleの規約違反になったら困るなぁと以下のように不安を抱えていました.
ずっと不安なままも怖いのでAmazonカスタマーサポートに連絡し教えていただきました.
結果としては、
とのことでした.
あくまでも個人利用に限られますので人に配布したりは絶対NGです!
でもこれで安心して読書や勉強ができます!!
以前の記載
kindleの規約には以下のように書かれています。
別途に明確な記載がある場合を除き、お客様のKindleコンテンツまたはその一部に対するいかなる権利も第三者に販売、借用、リース、配信、放送、サブライセンス、ないしは別の方法で譲渡してはならないものとします。また、Kindleコンテンツ上の著作権の表示やラベルを削除または変更してはならないものとします。さらに、サービスの一環として使用されるデジタル権利管理システムまたはその他のコンテンツの保護もしくは機能を迂回、修正、無効化、回避してはならないものとします
特にスクショ機能が制限されたりしているわけではないので、コンテンツの保護や機能を迂回したりしているわけでもありません。
紙の本をコピーしている人や、自炊してPDF化している人もいるので、やっていることは同じだと思うのですが詳しい人がいらっしゃったら教えてほしいです。
というか、早くkindle、hontoアプリで普通に手書き書き込みができるようにしてほしいです。