人生攻略ロードマップ要約〜自分の力でお金を稼ぎ豊かになっていきたい人にオススメ〜
「人生攻略ロードマップ」を手にとったきっかけ
サラリーマン以外の収益の柱を立てたいから
- Kindle Unlimitedの書籍を見ているとたまたま目に入った
- 筆者のTwitter等は時々目にしており色々な事業を展開していて面白いなと思っていた
- 今後サラリーマン以外の収益の柱を作っていくことが重要だと思っており、今の課題意識と一致した
上記の通り、Kindle Unlimitedで読める書籍を物色していたところ本書を見つけました。
Kindle Unlimitedの良いところは当たり、ハズレを気にせず色々な本を読めること。
今はサラリーマンですが、今後日本が経済的に衰退していくことなどを考えると、
サラリーマン以外にも収益の柱を作っておくことが重要だと最近痛感しています。
じゃあ、どうしたらいいのか。
を考える上でこの書籍は参考になると思い手に取りました。
どんな人にオススメか
労働以外の手段で収益を作り資産を増やしていきたい人
まず、本書をオススメしたい人は
- 労働以外の手段で収益を作り資産を増やしていきたい
- でもどうやったらいいかが明確に描けていない人
になります。
サラリーマンやアルバイト、パートなどはどれも自分の時間とスキルを雇い主に提供することで賃金を得る労働になります。
スキルを高め、希少価値をあげることで労働の単価を上げていくことはもちろん可能なのですが、
本書ではそうではなく自分が労働せずとも資金を増やしていく仕組みをどうやって作るか。が書かれています。
生活が自分の労働に依存しているのはなかなか苦しいものです。
仕事が楽しくてストレスが少ない人ももちろんいると思いますが、
頭の片隅に「もし自分が倒れたらどうしよう」「今の会社が潰れたらどうしよう」「今の事業がだめになったらどうしよう」
と言った不安が誰しも少しはあるんじゃないでしょうか。
そういう時に収益の柱が複数あると、このような不安を解消することができます。
「早く、かつ大きな回収が見込める場所にお金を投じ続けていく」ことが最大のポイント
以降つらつらと要約を書いていきますが私が一番大事だと思ったことは、
「早く、かつ大きな回収が見込める場所にお金を投じ続けていく」という考え方です。
筆者の迫さんは、元手の9万円を元にプログラミングスキルを身に着けました。
そしてプログラミングのバイトをして得た資金を更に高度なプログラミングスキル獲得のために投資し、
より自分のスキル、希少価値を高めながら仕事の単価を上げ、事業を作り上げていきました。
詳細は本書を読んでほしいですが、
なんとなく無目的に自己投資だと言って本を読んでいるだけの自分には目からウロコの行動でした。
得たお金をとにかく最適な場所に投資する。
その考え方を学べただけでもこの本を読んだ価値があったと思っています。
「人生攻略ロードマップ」の要約
では、ここから要約に移ります。
あくまでも要約ですので、これを読んで少しでも「気になるなぁ」と思った人は、
実際に本書を手にとって読んでみてください。
ちなみに本書はKindle Unlimitedで読むことが出来ます。
普通に購入する値段でこれ以外にも沢山の書籍を読むことができるので、購入よりもKindle Unlimitedに加入して読むことをオススメします。
人生攻略とは
そもそも人生攻略とはなんなのでしょうか。
筆者は以下のように述べます。
- お金の心配をしなくていい(金銭的自由)
- 時間的余裕がある(時間的自由)
- 嫌だと思うことをしなくていい(精神的自由)
- 心身ともに健康である(身体的自由)
以上の4つの自由が満たされた状態を「人生が攻略された状態」と定義しています。
人生攻略ロードマップの10ステップ
- 自分の「必要収入」を洗い出す
- 「ゼロイチ」で稼ぐ経験を積む
- 「ベーススキル」を高める
- 獲得したベーススキルを「収益化」する
- SNSで「ライトな発信」をする
- ブログやYoutubeで「ヘビーな発信」をする
- 一部作業を「外注化」して仕事量を減らす
- 自分の仕事をゼロにして事業を「自動化」する
- 事業を「分散」する
- 余剰資金を「資産運用」する
そして、これが筆者の提唱する人生攻略のためのロードマップです。
実際に筆者もこのステップをこなすことで今の状態を築き上げています。
以下で詳しくご説明します。
ステップ1: 必要経費を明確に
まずは目標を明確にするところからがスタートです。
漠然と経済的に自由になりたい。と思っていても一体いくら稼げばいいかが分からなければ永遠にお金を求め続けることになります。
そこで筆者は、
- 必要最低限の生活費
- 多少の贅沢ができる「あったらいいなぁ」と思う生活費
をそれぞれ明確にしておくことを勧めています。
必要最低限の生活費はその名の通り、「これだけのお金がなければ生活できない」生活費です。
ここはなんとしてでも死守するための戦略が重要になります。
次の「あったらいいなぁ」と思う生活費は精神的に充足を感じながら生活するために必要な費用です。
いったい自分はいくら稼げばいいのか。
それをまずは明確にしましょう。
ステップ2: スキルアップのための原資を稼ぐ
お金を稼ぐためには価値を提供する必要があります。
価値を提供するには知識やスキルが必要です。
知識やスキルを身につけるためにはお金が必要です。
そこで筆者はまず、スキルアップのための原資を個人で稼ぐ経験をする事を勧めています。
「個人で稼ぐことは難しい」そう思っている人が多いと思います。
(私を含めて)
このステップでは「とにかく1円でもいいから個人でお金を稼ぐ経験をし、個人で稼ぐのは難しいという固定観念を取り払うことが目的」です。
では具体的にはどうしたらいいのか?
本書では、
- 不用品の販売
- ポイントサイトでのポイント獲得
などの方法でお金を得る経験をすることが推奨されています。
私もメルカリで不用品を販売していますが、
始める前は「本当にこんなのが売れるんだろうか」と思っていたものが結構な値段で売れたりするんです。
まずはスキルアップのための原資を普段の労働以外の方法で稼ぎましょう!!
そして、「個人で稼ぐのは難しい」という思い込みを破壊しましょう。
ステップ3: 得たお金はベーススキル向上のために投資する
上で得たお金は浪費に使ってはいけません。
金融投資もしません。
では何に使うのか。
使うべきは「スキルアップのための自己投資」になります。
とはいえ、どういったスキルを身に着けたら良いかわからないですよね。
そこで本書では、
- 需要が供給を上回っていて市場価値が高いスキル
- リモートワーク等がしやすく働き方の自由度が高いスキル
- 自分がやっていて楽しいと思えるスキル
がオススメされています。
例えばいまであれば、「動画編集」「プログラミング」「デザイン」「広告の運用代行」「SNS運用代行」等になります。
例えばプログラミングは、IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果の中で、
2030年には、(中位シナリオの場合で)約59万人程度まで人材の不足規模が拡大する
と述べられており今後も需要が高いことが予想されています。
このような調査結果や世の中の動向をもとに何を学ぶのかを考えてみるのがこのステップです。
資金を投資してスキルを身につけるための流れ
大体の方向性が決まれば以下の流れでスキルを身に着けます
- 学ぶことを明確にし、方向性を決める
- 無料サイト等で最低限の知識を身に着ける
- 有料スクール、教えてくれる人にお金を払い学習速度をあげる
- サービス開発等のアウトプットを大切にする
有料スクールがおすすめされているのは学びの効率化のためです。
本などを活用した独学ではどうしても初速が上がりません。
今回の目的は「収益化に早くつなげる」ことなのでまずはスクール等を活用して早くスキルを身につけることが提唱されています。
ここで大切なのは
「需要が高いスキルを選ぶこと。トップを目指さないこと。」になります。
真剣に学べば学ぶほど自分の無知さや非力さを痛感することになります。
完璧主義者は「こんな実力ではお金を得ることなんてできない」といつまでも勉強を続けてしまいます。
でも、需要が高い分野であればある程度のスキルでも、顧客の求める価値を提供し、収益を得ることは十分可能です。
完璧を求めすぎないように注意しましょう。
ステップ4: まずは価値提供をして信用を稼ぐ
さて、いよいよ身につけたスキルを使って価値提供するステップがやってきました。
とはいえいきなり素人同然の人間が仕事を得ることは難しいです。
そこで本書では、
- SNS等で自分の作品集等をアップする
- 格安で仕事を受けたいとオファーする
ことがオススメされています。
ここでの目標は「経験と実績を積み、信頼を得ること」です。
いきなり高単価の仕事を受注して沢山稼ぐことは普通に考えて不可能です。
そのため、まずは格安でも良いので仕事を得て経験と実績を積み、自分の力を周りに見てもらう機会を手に入れましょう。
最低限の生活費を確保できる状態を目指す
このステップの目標は、
得た資金を自己投資しながらスキルを高め「最低限の生活費を稼げる」状態
になることです。
少しずつ自分の力をアピールし、力をつけながら単価を上げ最低限の生活費が確保できる状態を目指します。 ここまでは地道な努力が必要になります。
ステップ5: SNSでの発信を通じて「単価アップ」「顧客獲得」「同志獲得」を目指す
ここまで来たらSNSを通じて自分のスキルや経験を発信します。
そうすることで、
- 仕事のオファーがもらえる。その中で単価の高い仕事を選べるようになる。
- 自身の経験を良くしている人に経験を伝えることで収益が得られる
- 仲間が増える
と言ったメリットがあります。
SNSでの発信力が高まれば確かに仕事の単価は上がりますね。
ただ、SNSである程度の認知を得るまでもなかなか大変です。
一応本書ではどういった発信内容がオススメかは書かれていますが、
この状態を達成できるまでにも結構な努力が必要だと思います。
ステップ6: Youtubeやブログでヘビーな発信をする
SNSでは幅広い層にライトな情報を届けます。
そこから興味を持ってくれた人によりディープな内容を伝えるのはYoutubeやブログの役割です。
このステップでは、
「こんな貴重な情報を無料で発信するなんてもったいない」
と思われるくらいの情報を圧倒的にギブしましょう。
発信に興味を持ってくれた人がファンになってくれると、
そこから収益につなげることが容易になります。
迫さんはプログラミングのブログでプログラミングスクールを紹介することで、
月100万円以上を得ていたそうです。
自身のファンが生まれることで、
- 発信を通じて仕事を得る
- 広告での収益化
- 転職等の相談サービス提供
等新たな収益の方法を構築していきます。
ステップ7: 外注化
ここまでは全て自分の労働を通じた収益化でした。
ここからは少しずつ自分の労働を減らしていく段階です。
最初は小さな外注化を行いながら、労働時間を減らします。
- 問い合わせ対応
- 入金確認
など自分以外でも対応できる案件はクラウドワークス等を通じて外注化を行いましょう
ステップ8: 自動化
ある程度の外注化が出来たら次は自動化です。
外注化と自動化の違いは以下のように定義されています。
- 外注化は誰がやっても変わらない「事業の一部」を人に任せること
- 自動化は「事業そのもの」を人に任せること
自動化には信用できる人がいることが大切。そのためにSNSを通じた同志集めが大切
ここでSNSで発信を頑張っていた意味が出てきます。
自動化と言われて「そんなこと簡単にできるわけないだろ」と思った方も多いと思います。
私もその一人です。
全てを一人でこなしている状態からいきなり信頼して事業を任せることができる人に出会うことは不可能です。
しかし、SNSを通じて仲間を集めるステップをきちんと行っているとこの段階で自分の周りには信頼できる人や仲間が集っている状態になっています。
ステップ9: 事業の分散
ここまで来たらもう大分経済的にも時間的にも自由になっています。
次は、万が一の時に備えるステップになります。
今までの経験を活かし、新しい事業にチャレンジし収益の柱を複数立てましょう。
一つの柱が揺らいでも安心できる状態を目指します。
ステップ10: 余剰資金での資産運用
最後のステップが資産運用。
ここまでは得た資金はスキルアップや事業の拡大につぎ込んできました。
ここまでがしっかり達成できていれば結構な額の余剰資金があるはず。
なのでその余剰資金を資産運用しましょう。
より高い価値を提供し続ける仕組みをつくる
自分なりに本書をまとめると、
「より高い価値を提供し続ける仕組みを作り上げる」
ということが本書のポイントかなと思いました。
より高い価値を提供するにはスキルや経験が必要です。
そのために迫さんは自己投資を徹底的に大切にします。
自己投資も漠然と本を読むのではなく目的が超明確です。
自分がどういう価値を提供するかを決め、提供価値を高める事をとにかく大切にする。
この考え方は今後の自分の行動に大きな影響を与えてくれました。
ぜひ皆さんも本書を手にとって見てくださいね。
くどいですが、買うよりもKindle Unlimitedに加入して読むことをオススメします。