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学んだことや興味のあることを忘れないようにするためのブログ.それが人の役に立てば幸い.

あなたも私もドーパミン中毒

もしかして、あなたもドーパミン中毒かも?

最近、こんなことありませんか?

  • スマホを手に取る回数が前より増えている
  • ストレスがたまると、ついネットショッピングで衝動買い
  • 漫画やゲームの課金が止まらない
  • 勉強本やビジネス書を次々に読みたくなる
  • 疲れたら甘いものに手が伸びる

「そんなに困っていないし…」と思うかもしれません。
でも実は、こうした日常の“ちょっとしたクセ”がドーパミン中毒のサインかもしれません。

ドラッグやアルコールのように目に見える害がないため、気づきにくいのです。
でも現代社会では、ゲームやSNS、ショッピング、恋愛小説など、身近なものが脳に強い刺激を与え、中毒症状を引き起こすことがあります。

この記事では、スタンフォード大学のアンナ・レンプケ教授の著書をもとに、ドーパミン中毒の仕組みと、そこから抜け出して心穏やかで軽やかな毎日を取り戻す方法をご紹介します。


脳の中の「快楽と苦痛のシーソー」

私たちの脳には、快楽と苦痛のバランスを保とうとする性質があります。

  • おいしい食事やゲーム、SNSの「いいね」でドーパミンが大量に放出され、シーソーは快楽側に傾きます。
  • しかし脳は賢く、刺激が強すぎるとドーパミンの放出を減らし、受容体の数まで減らしてバランスを取り戻そうとします。
  • その結果、シーソーは快楽側から苦痛側に傾き、何もしていないと漠然とした不快感や不安を感じるようになります。

これが「中毒」の始まりで、快楽を追い求める悪循環に陥ります。


日常に潜む中毒の罠

現代社会は、私たちの脳を常に刺激する誘惑で溢れています。

  • デジタル娯楽の無限ループ
    スマホYouTubeSNS、ゲーム、オンラインショッピング…指先一つで得られる快感は、中毒に陥りやすい代表例です。

  • 日常の「普通」を支える刺激
    朝のコーヒーやエナジードリンクも中毒の入り口になります。カフェインがないと集中できない、ぼんやりする…それはシーソーが苦痛側に傾いたサインかもしれません。

  • 「害が少ない」と思われるものも危険
    恋愛小説、マスターベーション、アルコール、セックス、ギャンブル、仕事、ニュース…過剰になるとドーパミン中毒に陥る可能性があります。

もしかしたら、あなたが感じる「漠然とした不安」や「満たされない感覚」は、このシーソーの傾きが原因かもしれません。


苦痛のシーソーから抜け出すと…

自分が「スマホ中毒」「漫画中毒」「コーヒー中毒」など、さまざまな中毒症に陥っている可能性はあるかもしれません。
でも、「別に困っていないから大丈夫」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、それが落とし穴です。
スマホや小説、勉強、筋トレなどの中毒は、目に見える害がないため、気づきにくいのです。

でも、ドーパミン中毒から抜け出すと、人生はこんな風に変わります:

  • 失われた快楽を再発見:シャワーや散歩、日常のささやかな喜びを楽しめるようになる
  • 心の安定:漠然とした不安やイライラが減り、自分の心をコントロールできる感覚が戻る
  • 人とのつながりの回復:孤立感が減り、大切な人やコミュニティとの関係が深まる
  • 自己コントロールの喜び:特定の刺激に振り回されず、行動や感情を自分で選べる
  • 正直な自分との出会い:徹底的な正直さを実践することで、自己欺瞞から抜け出し、より充実した人生に

ドーパミン中毒から抜け出す10のヒント

レンプケ教授が紹介する実践的な教訓:

  1. 苦痛や不快感を「変わりたい」というきっかけにする
  2. 特定の快楽刺激から一時的に距離を置く「ドーパミン断ち」
  3. 冷水シャワーやスポーツで苦痛を経験し、シーソーをリセット
  4. マインドフルネスで快楽や苦痛に振り回されない心を育てる
  5. 苦痛を共有することで他者とのつながりを生む
  6. 恥を恐れず弱さや失敗を話す
  7. 自分と他者に正直になる「徹底的な正直さ」を実践
  8. 「足りない思考」から「満たされている感謝思考」へ切り替える
  9. 脳の自然なバランス回復力を信じる
  10. 現実世界に積極的に関わり、豊かな人生を発見する

まずは一歩を踏み出そう

あなたもこの本を通じて、自分の生活を見つめ直してみませんか?
小さな幸せや穏やかな心、忘れていた感覚が戻ってくるはずです。

まずは「ドーパミン断ち」から試してみるだけでもOK。
読者のあなたの人生を変えるきっかけになる一冊です。


おすすめ行動

  • スマホSNSの使用時間を1日1時間減らして、脳をリセット
  • 小さな快楽や苦痛を意識的に感じて、シーソーのバランスを取り戻す

ドーパミン中毒の細かメカニズムや抜け出し方は書籍を読んでみてくださいね。

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Amazonのアソシエイトとして、snapshotsは適格販売により収入を得ています。

長期間使える輪ゴム代わりのモビロンバンドが本当にオススメ

久々に日用品で感動した

久々に日用品で感動したので紹介します。
何かと使う機会の多い輪ゴム。
皆さんの家にもあると思いますが、輪ゴムは

  • 劣化する
  • 引っ張りすぎるとすぐ切れる
  • 時間が立つとネチャネチャする

というデメリットがあります。
でもまぁこれしか無いので使い続けていたのですが、代用品を見つけたので紹介します。

その名もモビロンバンド

汚くてすみません...
パッケージに書いている通り、ゴムじゃない輪ゴム。

中身はこんな感じ。
透明な輪ゴムという感じです。

モビロンバンドはとにかく切れない!!ベタつかない。くっつかない。

輪ゴムって簡単に切れますよね。
モビロンバンドはかなり思いっきり引っ張っても切れません。
(思いっきり引っ張ると伸びます)

そして時間が立ってもボロボロになったり、ネチャネチャになってくっついたりしません。
使わないコードを輪ゴムで止めたりすると、時間が経過してゴムが切れたり、輪ゴムがネチャネチャになってコードに引っ付いて汚れたり...
みなさんも経験があると思います。

そういう輪ゴムの煩わしさから開放してくれるのがこのモビロンバンド
髪の毛を結んでも大丈夫だそう。

我が家が購入したのは履歴を見てみると2016年!!
なんと今から7年も前です。
それなのに全く劣化なく、問題なく使えます。

輪ゴムだったらきっとそんなに放置しているとくっついたり、ボロボロになってしまいますよね。
もうきっと輪ゴムを買うことは無いと思います。

一度騙されたと思って使ってみてください。

モビロンバンドを知るきっかけになった高城剛さんの本です。
これ以外にも面白いプロダクトがたくさん紹介されていておすすめ。
Kindle Unlimitedで読めるみたいです。

【読書メモ】「すぐやる人」のノート術を読んで成長体質を身に着けよう

基本情報

筆者

塚本亮


目的

なぜ興味を持ったのか

日々なんとなくに過ごしていると「何だかよくわからない焦りやイライラ」が沸き起こってくる。
特に子育てに忙殺されていたりすると、子ども関係のタスクが山積みとなりそのほかの事が全くできず焦りが募ってくる。

ここ最近ずっとそういう状態が続いていたが、なんで心穏やかに過ごせないかを冷静に考えてみると、

  • 「親」「夫」としての目先のタスクに忙殺されている
  • ただ単に目の前のタスクをこなしているだけで、今の行動が本当に家族の幸せに結びついているかがよくわからなくなっている
    • 疲れてくると子どもに当たったりしてしまうこともあり、そんな状態は目指している姿とかけはなれているとも感じている
  • 「社会人」「趣味」など他の軸の目標設定やそれに対する取り組みが全く行えていない

ということに気づいた。
一度現状を整理し、生活の中で色々な役割を意識しながら充実した日々を送るためには、
自分の思考を整理し、振り返る習慣を身につける必要があるという結論に至った。

これは頭の中で行うことは難しく、メモや手帳を活用する必要があると考える。
ということで、メモをどう有効活用するかを考える材料として、本書を手にとった。

何を学びたいのか

  • メモ、手帳を活用して思考を整理する方法を知りたい
  • 目標に向かって心穏やかに歩み続ける習慣を身に着ける方法を知りたい

この本をおすすめしたい人

  • 日々やることが多く忙殺されている人
  • 忙しい割に充実感が無く、なんとなく焦りを感じている人
  • もっと仕事を効率的にこなしたい人
  • 少しずつ着実に成長していきたい人

学んだこと

日々のスケジュールをタスコンノートで管理する

まずは日々のタスクを確実にこなす方法が紹介されていた。
これを行うためのノートを「タスコンノート」と呼ぶ。

タスコンノートは一日のタスクを可視化し着実にすすめるためのノートだ。
作り方は以下のように、A4のノートと付箋を使って1日のスケジュールを管理する。

このノートの肝は「とにかく頭の中にあるタスクを全て吐き出し頭を空にすること」である。
頭の中をノートに吐き出すことで、余計なことを考えず目の前のタスクに集中する事ができるようになる。

  • A4の紙を横向きに置き、縦に線を4本引く。
  • それぞれを「午前」「午後」「夜」「予備」として、各時間帯に行うことを付箋で貼り付ける
  • とにかく興味のあることなどを「吐き出す」。そして頭の中を空にする
  • 買い物リストなど、備忘録も「予備リスト」に入れる
  • 付箋は優先度順に貼り、まずは重要なこと(ピンク付箋)から貼っていく
  • タスクは「一口サイズ」にする

詳細は以下の記事がわかりやすかったです。
https://tensyokukira.com/tasucon-note/

1週間の予定はウィークリー手帳を使う

上はその日の予定だが、これだけでは日々のタスクに忙殺されてしまい、本当にやりたいこと、目標に向けて必要なタスクを実行することが難しい。
そこでウィークリー手帳を使い、「自分がやりたいことの時間を確保する」ことが推奨されていた。

やることは以下。
一週間の予定を見ながら今週何をやりたいかを考え、その時間を予め確保することで、
日々のタスクに振り回されてしまうことを防ぐことが出来る。

  • 週の頭、終わりにウィークリー手帳を眺めてやりたいことを考える
  • やりたいことはまず最初に時間を確保する
  • 中長期的な予定や少し先の予定もウィークリー手帳に書き込んでおく

日々PDCAを行う

ここまでの内容はただのタスク管理だがここが少し違うところ。
リフレクションノートを使い、日々PDCAを行うことが提唱されていた。

リフレクションノートとはその日の出来事を振り返り、良くなかったことの改善やよかったことの継続につなげるためのノート。
作り方は以下。

  • ノートに列を4つ作る
  • 一番左がDoの列。ここにはその日あったこと、その日行ったことを書く
  • Doの横には、Check, Action(改善案), Plan(具体的な行動予定)を書く
  • その日の出来事を振り返り、なぜそうなったかをCheckに、改善するにはどうしたらいいかをActionに、具体的に何をするかをPlanに書く
  • Planはスグできる行動にし、更にそれは、明日以降のタスコンノートの付箋と結びついている必要がある
  • 毎晩実施する

その他打ち合わせ時のメモのとり方なども紹介されていて参考になった。
このノート術は非常に勉強になるが、このノート術を行う前提として「自分がどういう方向に向かっていきたいか」がはっきりしている必要がある。

やりたいことも「自分の目指したい姿」が明確になっていないと、たまたま思いついた欲求に振り回されてしまいただの思いつきの行動になってしまう。
なので、このノート術を行う前段階として、「自分がどういう姿を目指していきたいのか」をしっかりと考えておく必要があると感じた。

目指したい姿の明確化やそこに向けて歩いていく方法は「7つの習慣」が非常に参考になる。
今再読して改めてどういう方向に歩いていこうかを考えているところだ。

人生攻略ロードマップ要約〜自分の力でお金を稼ぎ豊かになっていきたい人にオススメ〜

「人生攻略ロードマップ」を手にとったきっかけ

サラリーマン以外の収益の柱を立てたいから

  • Kindle Unlimitedの書籍を見ているとたまたま目に入った
  • 筆者のTwitter等は時々目にしており色々な事業を展開していて面白いなと思っていた
  • 今後サラリーマン以外の収益の柱を作っていくことが重要だと思っており、今の課題意識と一致した

上記の通り、Kindle Unlimitedで読める書籍を物色していたところ本書を見つけました。
Kindle Unlimitedの良いところは当たり、ハズレを気にせず色々な本を読めること。

今はサラリーマンですが、今後日本が経済的に衰退していくことなどを考えると、
サラリーマン以外にも収益の柱を作っておくことが重要だと最近痛感しています。

じゃあ、どうしたらいいのか。

を考える上でこの書籍は参考になると思い手に取りました。

どんな人にオススメか

労働以外の手段で収益を作り資産を増やしていきたい人

まず、本書をオススメしたい人は

  • 労働以外の手段で収益を作り資産を増やしていきたい
  • でもどうやったらいいかが明確に描けていない人

になります。

サラリーマンやアルバイト、パートなどはどれも自分の時間とスキルを雇い主に提供することで賃金を得る労働になります。

スキルを高め、希少価値をあげることで労働の単価を上げていくことはもちろん可能なのですが、
本書ではそうではなく自分が労働せずとも資金を増やしていく仕組みをどうやって作るか。が書かれています。

生活が自分の労働に依存しているのはなかなか苦しいものです。
仕事が楽しくてストレスが少ない人ももちろんいると思いますが、
頭の片隅に「もし自分が倒れたらどうしよう」「今の会社が潰れたらどうしよう」「今の事業がだめになったらどうしよう」
と言った不安が誰しも少しはあるんじゃないでしょうか。

そういう時に収益の柱が複数あると、このような不安を解消することができます。

「早く、かつ大きな回収が見込める場所にお金を投じ続けていく」ことが最大のポイント

以降つらつらと要約を書いていきますが私が一番大事だと思ったことは、
「早く、かつ大きな回収が見込める場所にお金を投じ続けていく」という考え方です。

筆者の迫さんは、元手の9万円を元にプログラミングスキルを身に着けました。
そしてプログラミングのバイトをして得た資金を更に高度なプログラミングスキル獲得のために投資し、
より自分のスキル、希少価値を高めながら仕事の単価を上げ、事業を作り上げていきました。

詳細は本書を読んでほしいですが、
なんとなく無目的に自己投資だと言って本を読んでいるだけの自分には目からウロコの行動でした。

得たお金をとにかく最適な場所に投資する。

その考え方を学べただけでもこの本を読んだ価値があったと思っています。

「人生攻略ロードマップ」の要約

では、ここから要約に移ります。
あくまでも要約ですので、これを読んで少しでも「気になるなぁ」と思った人は、
実際に本書を手にとって読んでみてください。

ちなみに本書はKindle Unlimitedで読むことが出来ます。
普通に購入する値段でこれ以外にも沢山の書籍を読むことができるので、購入よりもKindle Unlimitedに加入して読むことをオススメします。

人生攻略とは

そもそも人生攻略とはなんなのでしょうか。
筆者は以下のように述べます。

  • お金の心配をしなくていい(金銭的自由)
  • 時間的余裕がある(時間的自由)
  • 嫌だと思うことをしなくていい(精神的自由)
  • 心身ともに健康である(身体的自由)

以上の4つの自由が満たされた状態を「人生が攻略された状態」と定義しています。

人生攻略ロードマップの10ステップ

  1. 自分の「必要収入」を洗い出す
  2. 「ゼロイチ」で稼ぐ経験を積む
  3. 「ベーススキル」を高める
  4. 獲得したベーススキルを「収益化」する
  5. SNSで「ライトな発信」をする
  6. ブログやYoutubeで「ヘビーな発信」をする
  7. 一部作業を「外注化」して仕事量を減らす
  8. 自分の仕事をゼロにして事業を「自動化」する
  9. 事業を「分散」する
  10. 余剰資金を「資産運用」する

そして、これが筆者の提唱する人生攻略のためのロードマップです。
実際に筆者もこのステップをこなすことで今の状態を築き上げています。

以下で詳しくご説明します。

ステップ1: 必要経費を明確に

まずは目標を明確にするところからがスタートです。

漠然と経済的に自由になりたい。と思っていても一体いくら稼げばいいかが分からなければ永遠にお金を求め続けることになります。
そこで筆者は、

  • 必要最低限の生活費
  • 多少の贅沢ができる「あったらいいなぁ」と思う生活費

をそれぞれ明確にしておくことを勧めています。
必要最低限の生活費はその名の通り、「これだけのお金がなければ生活できない」生活費です。

ここはなんとしてでも死守するための戦略が重要になります。
次の「あったらいいなぁ」と思う生活費は精神的に充足を感じながら生活するために必要な費用です。

いったい自分はいくら稼げばいいのか。
それをまずは明確にしましょう。

ステップ2: スキルアップのための原資を稼ぐ

お金を稼ぐためには価値を提供する必要があります。
価値を提供するには知識やスキルが必要です。
知識やスキルを身につけるためにはお金が必要です。

そこで筆者はまず、スキルアップのための原資を個人で稼ぐ経験をする事を勧めています。
「個人で稼ぐことは難しい」そう思っている人が多いと思います。
(私を含めて)

このステップでは「とにかく1円でもいいから個人でお金を稼ぐ経験をし、個人で稼ぐのは難しいという固定観念を取り払うことが目的」です。
では具体的にはどうしたらいいのか?
本書では、

  • 不用品の販売
  • ポイントサイトでのポイント獲得

などの方法でお金を得る経験をすることが推奨されています。
私もメルカリで不用品を販売していますが、
始める前は「本当にこんなのが売れるんだろうか」と思っていたものが結構な値段で売れたりするんです。

まずはスキルアップのための原資を普段の労働以外の方法で稼ぎましょう!!
そして、「個人で稼ぐのは難しい」という思い込みを破壊しましょう。

ステップ3: 得たお金はベーススキル向上のために投資する

上で得たお金は浪費に使ってはいけません。
金融投資もしません。
では何に使うのか。

使うべきはスキルアップのための自己投資」になります。
とはいえ、どういったスキルを身に着けたら良いかわからないですよね。
そこで本書では、

  • 需要が供給を上回っていて市場価値が高いスキル
  • リモートワーク等がしやすく働き方の自由度が高いスキル
  • 自分がやっていて楽しいと思えるスキル

がオススメされています。
例えばいまであれば、「動画編集」「プログラミング」「デザイン」「広告の運用代行」「SNS運用代行」等になります。

例えばプログラミングは、IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果の中で、

2030年には、(中位シナリオの場合で)約59万人程度まで人材の不足規模が拡大する

と述べられており今後も需要が高いことが予想されています。
このような調査結果や世の中の動向をもとに何を学ぶのかを考えてみるのがこのステップです。

資金を投資してスキルを身につけるための流れ

大体の方向性が決まれば以下の流れでスキルを身に着けます

  • 学ぶことを明確にし、方向性を決める
  • 無料サイト等で最低限の知識を身に着ける
  • 有料スクール、教えてくれる人にお金を払い学習速度をあげる
  • サービス開発等のアウトプットを大切にする

有料スクールがおすすめされているのは学びの効率化のためです。

本などを活用した独学ではどうしても初速が上がりません。
今回の目的は「収益化に早くつなげる」ことなのでまずはスクール等を活用して早くスキルを身につけることが提唱されています。

ここで大切なのは
「需要が高いスキルを選ぶこと。トップを目指さないこと。」になります。

真剣に学べば学ぶほど自分の無知さや非力さを痛感することになります。
完璧主義者は「こんな実力ではお金を得ることなんてできない」といつまでも勉強を続けてしまいます。

でも、需要が高い分野であればある程度のスキルでも、顧客の求める価値を提供し、収益を得ることは十分可能です。
完璧を求めすぎないように注意しましょう。

ステップ4: まずは価値提供をして信用を稼ぐ

さて、いよいよ身につけたスキルを使って価値提供するステップがやってきました。
とはいえいきなり素人同然の人間が仕事を得ることは難しいです。
そこで本書では、

  • SNS等で自分の作品集等をアップする
  • 格安で仕事を受けたいとオファーする

ことがオススメされています。

ここでの目標は「経験と実績を積み、信頼を得ること」です。
いきなり高単価の仕事を受注して沢山稼ぐことは普通に考えて不可能です。

そのため、まずは格安でも良いので仕事を得て経験と実績を積み、自分の力を周りに見てもらう機会を手に入れましょう。

最低限の生活費を確保できる状態を目指す

このステップの目標は、 得た資金を自己投資しながらスキルを高め「最低限の生活費を稼げる」状態
になることです。

少しずつ自分の力をアピールし、力をつけながら単価を上げ最低限の生活費が確保できる状態を目指します。 ここまでは地道な努力が必要になります。

ステップ5: SNSでの発信を通じて「単価アップ」「顧客獲得」「同志獲得」を目指す

ここまで来たらSNSを通じて自分のスキルや経験を発信します。
そうすることで、

  • 仕事のオファーがもらえる。その中で単価の高い仕事を選べるようになる。
  • 自身の経験を良くしている人に経験を伝えることで収益が得られる
  • 仲間が増える

と言ったメリットがあります。
SNSでの発信力が高まれば確かに仕事の単価は上がりますね。

ただ、SNSである程度の認知を得るまでもなかなか大変です。
一応本書ではどういった発信内容がオススメかは書かれていますが、
この状態を達成できるまでにも結構な努力が必要だと思います。

ステップ6: Youtubeやブログでヘビーな発信をする

SNSでは幅広い層にライトな情報を届けます。
そこから興味を持ってくれた人によりディープな内容を伝えるのはYoutubeやブログの役割です。

このステップでは、
「こんな貴重な情報を無料で発信するなんてもったいない」
と思われるくらいの情報を圧倒的にギブしましょう。

発信に興味を持ってくれた人がファンになってくれると、
そこから収益につなげることが容易になります。

迫さんはプログラミングのブログでプログラミングスクールを紹介することで、
月100万円以上を得ていたそうです。

自身のファンが生まれることで、

  • 発信を通じて仕事を得る
  • 広告での収益化
  • 転職等の相談サービス提供

等新たな収益の方法を構築していきます。

ステップ7: 外注化

ここまでは全て自分の労働を通じた収益化でした。
ここからは少しずつ自分の労働を減らしていく段階です。

最初は小さな外注化を行いながら、労働時間を減らします。

  • 問い合わせ対応
  • 入金確認

など自分以外でも対応できる案件はクラウドワークス等を通じて外注化を行いましょう

ステップ8: 自動化

ある程度の外注化が出来たら次は自動化です。
外注化と自動化の違いは以下のように定義されています。

  • 外注化は誰がやっても変わらない「事業の一部」を人に任せること
  • 自動化は「事業そのもの」を人に任せること

自動化には信用できる人がいることが大切。そのためにSNSを通じた同志集めが大切

ここでSNSで発信を頑張っていた意味が出てきます。
自動化と言われて「そんなこと簡単にできるわけないだろ」と思った方も多いと思います。
私もその一人です。

全てを一人でこなしている状態からいきなり信頼して事業を任せることができる人に出会うことは不可能です。
しかし、SNSを通じて仲間を集めるステップをきちんと行っているとこの段階で自分の周りには信頼できる人や仲間が集っている状態になっています。

ステップ9: 事業の分散

ここまで来たらもう大分経済的にも時間的にも自由になっています。
次は、万が一の時に備えるステップになります。

今までの経験を活かし、新しい事業にチャレンジし収益の柱を複数立てましょう。
一つの柱が揺らいでも安心できる状態を目指します。

ステップ10: 余剰資金での資産運用

最後のステップが資産運用。
ここまでは得た資金はスキルアップや事業の拡大につぎ込んできました。

ここまでがしっかり達成できていれば結構な額の余剰資金があるはず。
なのでその余剰資金を資産運用しましょう。

より高い価値を提供し続ける仕組みをつくる

自分なりに本書をまとめると、
「より高い価値を提供し続ける仕組みを作り上げる」
ということが本書のポイントかなと思いました。

より高い価値を提供するにはスキルや経験が必要です。
そのために迫さんは自己投資を徹底的に大切にします。

自己投資も漠然と本を読むのではなく目的が超明確です。

自分がどういう価値を提供するかを決め、提供価値を高める事をとにかく大切にする。

この考え方は今後の自分の行動に大きな影響を与えてくれました。
ぜひ皆さんも本書を手にとって見てくださいね。

くどいですが、買うよりもKindle Unlimitedに加入して読むことをオススメします。

iPadで英単語の暗記学習が物凄く効率的になった

SNSやネットニュースなどで大量の情報にさらされる現在、
情報に振り回されないためにはしっかりとした教養が大切です。

ワクチンに関する様々な情報、
政治に関する様々な情報、
などに晒される中で、自分で考えて判断する土壌が全く出来ていないことにようやく気づきました。。。

ということで、高校時代にさかのぼって色々と勉強しなおしています。
その中の一つが英語!!

deepl等で英語を読む必要性は大分薄れてきましたが、
やっぱり英語も出来たほうがいいよなぁということで英単語を勉強し直しています。

iPadを使った英単語暗記学習が便利すぎる

自分はまず基礎的なおさらいをしようと思って大学受験定番のDUO3.0を使って勉強しています。

DUO 3.0

DUO 3.0

Amazon

まずはこれを見て!!

やっていることは

  • 記憶が曖昧な単語にマーカーを引く(3回重ねて塗ってます)
  • ショートカット昨日でカラーフィルターを呼び出す

なんとiPadで昔良くやった暗記シートと同じことが実現できるんです。
これにはびっくりしました。

設定方法

まず「設定」->「アクセシビリティ」->「画面表示とテキストサイズ」をタップ

「カラーフィルター」をタップ

カラーフィルターをONにし、以下のように設定する

  • 色合いを選択
  • 強さを最大に
  • 色相は一番左

ショートカットでカラーフィルターを呼び出せるように

  • ショートカットを選択
  • カラーフィルターにチェックを入れる

ホームボタン or 電源ボタンをトリプルタップするとメニューが出てくる

カラーフィルターを選択します。

暗記シート機能の完成

以上のステップでホームボタン or 電源ボタンをトリプルタップすることで簡単に暗記シートモードに切り替えることができるようになりました!!
まさか暗記シートをiPadで実現できるとは思っておらず、知ったときは物凄く感動しました!
ぜひ皆さん試して見てくださいね!

Kindle等の電子書籍に書き込むためには

今回の手順を実行するには、Kindle等の電子書籍に電子ペンで書き込みを行えるようにする必要があります。
この方法に関しては以下の記事で詳しく説明していますのでぜひご覧になってくださいね!

snapshots.hatenablog.jp

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「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」レビュー、あらすじ、感想〜多様性を考える好材料〜

この本を読んでほしい人

  • 日本以外の国の多様性を知りたい人
  • 普通の輪に入れなくて悩んでいる人
  • 自分をわかってもらえないと悩んでいる人
  • 身の回りの差別やいざこざに悩んでいる人
  • すべての親

手にとったきっかけ

黄色の表紙がとても印象的で、色々なところでおすすめされていたのでずっと気になっていた。
どういう本か全く知らなかったのだが、たまたまKindleセールで安売りしていたので購入した。

あらすじ

この本はノンフィクションである。
表紙のイメージから勝手に青春物の小説とか、若者が活躍する小説をイメージしていたのだが、違った。

筆者は日本で生まれイギリスで生活しているフレディみかこさん。
ご両親は日本人なので、人種で言えば日本人だ。
福岡の貧困家庭で生まれ育ち、イギリスで結婚し生活している。

この本では彼女の家族のイギリスでの生活、
特に一人息子の学校生活にスポットをあてて日々の出来事が綴られている。

イギリスは日本と同じ島国なのでなんとなく似ているのかなと思いきや、
日本とは比べ物にならないほどの多様性で溢れていることを知ることができる。

そして、ダイバーシティという言葉が流行し、
「多様性=いいこと」というイメージが広く浸透しているが、
実際に多様性のど真ん中にいるとどういう問題が身の回りで発生するかを知ることもできる。

ネタバレありレビュー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

最初このタイトルを見た時、なんのことか全く分からなかった。
日本人がイエローと呼ばれることは知っていたが、日本で生まれ育ち日本人に囲まれて生きている自分には、
色=肌の色と結びつける思考回路が自分の中にないからだ。

日本人の母(筆者)とアイルランド人の父のハーフから生まれた筆者の息子は、
まさにイエローでホワイトだ。

筆者の息子は作中でこのような言葉を述べている。

「僕はこれまで、両親が別々の人種で、違う文化を持ってて良かったと思 ってた。そのおかげで日本とか、ほかの子たちはぜったい行かないような 国に毎年行けるわけだし、外国にファミリーがいるなんて、ちょっと格好 いい。けど、僕は日本人ではないでしょ」
「 ...」
「例えば、夏に日本に行ったときでも、じいちゃんの家の近くのお店で、 酔った人にからまれたけど、あの人、僕のことが嫌いだったんでしょ?
日本人じゃないから帰れって言ってたんでしょ?」
「いや、そこまでダイレクトではなかったけど。......そうか、だいたい何 が起きてるかわかってたんだね」
「そりゃわかるよ、あの人、ずっと僕のほうばかり見て、怒った顔で喋っ てたから」
息子はそう言って顎のあたりまでブランケットを引き上げた。
「日本に行けば『ガイジン』って言われるし、こっちでは『チンク』とか 言われるから、僕はどっちにも属さない。だから、僕のほうでもどこかに属している気持ちになれない」

自分は日本人の両親から生まれ、日本で生まれ育ったので、ハーフとして生まれた人がこのような気持ちを抱くとは全く想像できなかった。
ハーフであることをからかわれている人を見たことはあったので、大変なことは多いだろうなと想像はしていたが、
自分がどこにも属していない感覚を抱くということはこの本を読んで初めてしった。

この息子さんは生まれも育ちもイギリスで日本語を話すことはできない。
本人の感覚としては純粋なイギリス人だ。

けれども、大きくなるにつれ、母から受け継いだ東洋人の血が見た目にもハッキリと現れてくる。
急に人種差別的な言葉を浴びせられる経験も増えてくる。

日本、イギリスそれぞれで差別的な言葉を浴びせられ、その後に出てきた会話が上の内容だ。

後でも述べるが、自分とは異なる立場の人には自分とは異なる悩みが存在する。
当たり前のことだけど、どうしても人の悩みに向き合う時、自分の立場や想像の範囲内でしかそれに向き合うことができない。

息子さんの上の会話を見て、自分の想像の幅がいかに狭いかを改めて知ることができた。

人種以外の多様性

上の話は人種にまつわる多様性、差別の事例だが、本書ではそれ以外の多様性が沢山登場する。

  • 学校間の差(学力、生徒の荒れ具合など)
  • 子どもや地域の間の貧富の差
  • 貧富の差から生まれるスポーツ等の成績の違い

日本にも貧困家庭は存在するが、イギリスは貧困に喘ぐ子どもの数がとても多い。

平均収入の3%以下の所得の家庭で暮らす子どもの数が410万人に増えていた。これは英国の子どもの総人口の約3分の1になる。
「小さい子どもたちは『お金がないから買えない』って言えるけど、中学生になると一生懸命に隠すようになる。
だから、お臍が見えそうになった ポロシャツを着ている子にそっと新品を買って渡したり、ファスナーが閉 まらなくなってるスカートを毎日はいて来る子にお金をあげたり、そういうことを教員が自分でやり始めた。

給食が食べられなかったり、服が買えない家庭の子どもがこんなにも多いとは知らなかった。
そして、国の緊縮財政のため十分な支援を子どもたちが受けられず、周りの好意がそれらの子を支えていることも知った。

「多様性=よいこと」というのが最近の認識だけど、
解決が必要な多様性はあるよね。
という当たり前のことに気づくことができた。

そして、それをしっかり国、行政に求めて行く必要があることも。

エンパシーとシンパシー

  • 世界には自分の知らない多様性があること
  • 人種の違い、性的嗜好の違い等の多様性だけではなく、貧富の差などの多様性に苦しむ人達がいること

これらは文字にしてみれば当たり前のことだが、
日本で生活していてこれらの多様性を実感する機会は実はそんなにない。
この本を読むことで、改めて色々な多様性が存在すること。解決が必要な多様性の問題もあること。を知ることができた。

多様性に向き合う中で大切なキーワードが本書で出てくる。
エンパシーとシンパシーだ。

それぞれ以下のように説明されている。

シンパシーのほうはかわいそうな立場の人や問題を抱えた人、 自分と似たような意見を持っている人々に対して人間が抱く感情のことだから、自分で努力をしなくとも自然に出て来る。だが、エンパシーは違う。 自分と違う理念や信念を持つ人や、別にかわいそうだとは思えない立場の人々が何を考えているのだろうと想像する力のことだ。シンパシーは感情的状態、エンパシーは知的作業とも言えるかもしれない。

自分の想像の範疇の苦しみに対しては、シンパシーで共感し救いの手を差し伸べることができる。
でも本当に多様性を大切にしていくには、エンパシーが大切だということを学んだ。

少し前に読んだ正欲でも感じたが、自分の経験の範疇だけで物事に向き合っていてはシンパシーで共感することしかできない。
人はそれぞれ違う。
それを本当に理解して、お互いを支え合っていくにはエンパシーをもっと高める必要があることを知った。

エンパシーを高めていくには、

  • 自分の想像の幅を広げること
  • 自分の想像の外側の世界、人たちが存在することを知ること

が大切だと思う。
この本はこの2つを与えてくれるとてもいい本だった。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン

さて、最初はイエローでホワイトであることから、ブルーな気持ちになっていた息子さん。
この本の終わりではブルーではなく、グリーンだ。という言葉を発する。

一体どういうことだろうか?
それはぜひあなたに確かめてほしい。