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学んだことや興味のあることを忘れないようにするためのブログ.それが人の役に立てば幸い.

親が癌になって読んでおいて良かった本

親が癌になりました

親がガンになり、見送りました。
ある日突然ガンがわかり、闘病生活がスタートしたため、
(この辺はまた別記事で書きます)

  • 経済的に不安が大きい
  • どういう治療が始まり、どういう症状が発生するのかわからない
  • 先生の言うことを盲目的に聞いていて良いのか分からない
  • 何をしてあげたら良いのか分からない
  • 症状がどう進むのかわからない

ということで本当にわからないことだらけでした。
巷には様々なガン治療に関する書籍が溢れています。

その中で自分が読んでおいてよかったと感じた本をご紹介します。

読んでおいてよかった本

大腸がん治療ガイドライン

どういう治療を受けるかは人それぞれですが、
私達は基本は標準治療とすることを決めていました。

一応理由を述べますと、

  • 様々な治験等の結果から導き出された最適な治療であるはず
  • 標準治療、特に抗がん剤の是非に関しては諸説あるが、標準治療治療を拒否して症状が悪化した場合、本人、家族全員に大きな後悔が残ってしまう

と考えたためです。

親の場合は大腸がんでした。
ガンは発生部位(原発部位といいます)によって治療方針が異なります。

まずは、標準治療がどのように進んでいくかを理解するためこの本を読みました。

病院の先生は基本的に標準治療を進めていくため、この本を読んでいたことで今どの段階の治療が行われているかを理解することができました

親ががんになったら読む本

こちらの本はまさに自分の状況とタイトルが一致していたので手に取りました。 以下のような基本的なことがわかり、非常に参考になりました。

  • 高額療養費制度、限度額適用認定証で医療費を抑える方法に関して
  • 患者本人がどういう気持ちになるのか、周りがどう関われば良いのか
  • 口腔ケアなど、治療の副作用に対処する際のおすすめケア用品

この本はKindle Unlimitedに加入していたので無料で読むことができました。
今回あげる本以外にも、Kindle Unlimitedにある本は読み漁りました。
非常に参考になる本も多いので、今後本から情報を得る場合は加入をおすすめします。

Kindle Unlimited加入はこちら

最高のがん治療

こちらは、なぜ標準治療が素晴らしいのかをしっかりと説明してくれる本です。
標準治療を拒否するもしないも患者次第です。
そのためにも、標準治療が"標準"と言われている理由。をしっかりと知っておく必要があります。

この本は標準治療の素晴らしさを説明してくれる本です。
もちろんこの本の言っていることが全て正しいわけではないと思いますが、
標準治療を支持する本の代表として一読することをおすすめします。

  • 標準治療がおすすめされる理由
  • 標準治療の内容と副作用
  • 緩和ケアとはどういうものか
  • 免疫療法ってどういうものか
  • 食事療法等の代替療法、未承認治療とどう向き合えば良いのか
  • トンデモ医療の見分け方

と言ったことがわかります。

「がん」では死なない「がん患者」

タイトルに惹かれて読みました。
タイトルだけ読むと標準治療を否定するないようなのかなとも思いましたがそうではなく、
標準治療に加えてしっかり栄養を取ることがどれだけ大事かということを教えてくれた本でした。

きちんとした研究、臨床試験に基づいた抗がん剤副作用を抑えるためにおすすめの補助食品に関しても言及されており、私も親にこの商品を送っていました。

  • 標準治療に加えて栄養状態を管理することが大事である事をわかりやすく教えてくれる
  • 栄養状態を改善するためにおすすめの補助食品等を教えてくれる(きちんとした研究結果に基づいたもの)

こちらもUnlimited対象です.
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抗がん剤が効く人、効かない人

抗がん剤=苦しいというイメージもあったため、本当に必要なのかがわからず読みました.
抗がん剤を否定する本ではなく、

など幅広くがん治療の基礎知識を教えてくれるいい本だったと思います。

こちらもUnlimited対象です.
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標準治療以外の道を探るための本

結局私達は標準治療を行うことにしました。
後悔は全くありませんし、治療前かなり調子が悪かった状態から一時でも標準治療のおかげで体調が大きく改善したことも確かです。

ただ、治療初期には治療を行いながら標準治療以外の道も探っていました。
以下のような本を読みました。

ビタミンDとケトン食最強のがん治療

糖質がガンを育てる。という話を見て、ケトン食に関しても検討しました。
結局、父はそもそもケトン食に耐えられるような体調ではなく断念しましたが、ケトン食を考えられている方は上の本をおすすめします。

光免疫療法

新しい治療である光免疫療法にも希望を持っていました。
まだ一部の原発癌にしか保険適用されておらず、その他の部位も治験中といったステータスですが、
どういう治療なのかを知るために読みました。

この治療に限らず、より効果的な治療が今後出てくることを願っています。

食事療法

食事療法も検討し、林さんのにんじんジュースは最初試しました。
結果として親の調子が悪くなったため断念しました。

がんが自然に治る生き方

標準治療以外を探る場合、だいたいおすすめされている本です。
内容はスピリチュアルなものも多々含まれています。

私はスピリチュアルを否定する立場ではありませんので特に抵抗なく読むことができましたが、スピリチュアル等に嫌悪感をお持ちの方は避けたほうが良いと思います。

がんサバイバーの自叙伝

肺がんステージ4が消滅した堀井さんの本です。
書店で平積みされていたので読みました。

標準治療に加えて、食事療法等を試されています。
この方のような資金が私達にはなかったため、全てを実行することはできませんでしたが、
いろんな方の治療を知りたい人にはおすすめです。