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学んだことや興味のあることを忘れないようにするためのブログ.それが人の役に立てば幸い.

【読書メモ】「すぐやる人」のノート術を読んで成長体質を身に着けよう

基本情報

筆者

塚本亮


目的

なぜ興味を持ったのか

日々なんとなくに過ごしていると「何だかよくわからない焦りやイライラ」が沸き起こってくる。
特に子育てに忙殺されていたりすると、子ども関係のタスクが山積みとなりそのほかの事が全くできず焦りが募ってくる。

ここ最近ずっとそういう状態が続いていたが、なんで心穏やかに過ごせないかを冷静に考えてみると、

  • 「親」「夫」としての目先のタスクに忙殺されている
  • ただ単に目の前のタスクをこなしているだけで、今の行動が本当に家族の幸せに結びついているかがよくわからなくなっている
    • 疲れてくると子どもに当たったりしてしまうこともあり、そんな状態は目指している姿とかけはなれているとも感じている
  • 「社会人」「趣味」など他の軸の目標設定やそれに対する取り組みが全く行えていない

ということに気づいた。
一度現状を整理し、生活の中で色々な役割を意識しながら充実した日々を送るためには、
自分の思考を整理し、振り返る習慣を身につける必要があるという結論に至った。

これは頭の中で行うことは難しく、メモや手帳を活用する必要があると考える。
ということで、メモをどう有効活用するかを考える材料として、本書を手にとった。

何を学びたいのか

  • メモ、手帳を活用して思考を整理する方法を知りたい
  • 目標に向かって心穏やかに歩み続ける習慣を身に着ける方法を知りたい

この本をおすすめしたい人

  • 日々やることが多く忙殺されている人
  • 忙しい割に充実感が無く、なんとなく焦りを感じている人
  • もっと仕事を効率的にこなしたい人
  • 少しずつ着実に成長していきたい人

学んだこと

日々のスケジュールをタスコンノートで管理する

まずは日々のタスクを確実にこなす方法が紹介されていた。
これを行うためのノートを「タスコンノート」と呼ぶ。

タスコンノートは一日のタスクを可視化し着実にすすめるためのノートだ。
作り方は以下のように、A4のノートと付箋を使って1日のスケジュールを管理する。

このノートの肝は「とにかく頭の中にあるタスクを全て吐き出し頭を空にすること」である。
頭の中をノートに吐き出すことで、余計なことを考えず目の前のタスクに集中する事ができるようになる。

  • A4の紙を横向きに置き、縦に線を4本引く。
  • それぞれを「午前」「午後」「夜」「予備」として、各時間帯に行うことを付箋で貼り付ける
  • とにかく興味のあることなどを「吐き出す」。そして頭の中を空にする
  • 買い物リストなど、備忘録も「予備リスト」に入れる
  • 付箋は優先度順に貼り、まずは重要なこと(ピンク付箋)から貼っていく
  • タスクは「一口サイズ」にする

詳細は以下の記事がわかりやすかったです。
https://tensyokukira.com/tasucon-note/

1週間の予定はウィークリー手帳を使う

上はその日の予定だが、これだけでは日々のタスクに忙殺されてしまい、本当にやりたいこと、目標に向けて必要なタスクを実行することが難しい。
そこでウィークリー手帳を使い、「自分がやりたいことの時間を確保する」ことが推奨されていた。

やることは以下。
一週間の予定を見ながら今週何をやりたいかを考え、その時間を予め確保することで、
日々のタスクに振り回されてしまうことを防ぐことが出来る。

  • 週の頭、終わりにウィークリー手帳を眺めてやりたいことを考える
  • やりたいことはまず最初に時間を確保する
  • 中長期的な予定や少し先の予定もウィークリー手帳に書き込んでおく

日々PDCAを行う

ここまでの内容はただのタスク管理だがここが少し違うところ。
リフレクションノートを使い、日々PDCAを行うことが提唱されていた。

リフレクションノートとはその日の出来事を振り返り、良くなかったことの改善やよかったことの継続につなげるためのノート。
作り方は以下。

  • ノートに列を4つ作る
  • 一番左がDoの列。ここにはその日あったこと、その日行ったことを書く
  • Doの横には、Check, Action(改善案), Plan(具体的な行動予定)を書く
  • その日の出来事を振り返り、なぜそうなったかをCheckに、改善するにはどうしたらいいかをActionに、具体的に何をするかをPlanに書く
  • Planはスグできる行動にし、更にそれは、明日以降のタスコンノートの付箋と結びついている必要がある
  • 毎晩実施する

その他打ち合わせ時のメモのとり方なども紹介されていて参考になった。
このノート術は非常に勉強になるが、このノート術を行う前提として「自分がどういう方向に向かっていきたいか」がはっきりしている必要がある。

やりたいことも「自分の目指したい姿」が明確になっていないと、たまたま思いついた欲求に振り回されてしまいただの思いつきの行動になってしまう。
なので、このノート術を行う前段階として、「自分がどういう姿を目指していきたいのか」をしっかりと考えておく必要があると感じた。

目指したい姿の明確化やそこに向けて歩いていく方法は「7つの習慣」が非常に参考になる。
今再読して改めてどういう方向に歩いていこうかを考えているところだ。