Marco Fanton氏について
イタリア人.
KemperやFractal AX8について興味を持ち色々聴き比べていた所、非常にクオリティの高いプロファイルを作っている人を見つけた.
かつ、演奏もとてもうまい!!
Kemper, Fractal, Headrush, Helixどの機材でもいい音を作っておりデジタルシステムを使った音作りの知見を豊富に持っていると思う.
そんなMarcoさんが機材の選び方や音作りのコツについて解説している動画を見つけたので見てみた.
英語だが喋り方がゆっくりなので苦手な自分でもある程度聞き取れた.結構長い動画なので見返すのが辛いため備忘録として学んだことをメモする.
※かなり意訳になっているので正確な翻訳ではない
アンプシミュレーターをアンプに接続するときの注意
- 必ずReturn端子に繋げ
- かつアンプシミュ側のキャビネットをOFFするのを忘れるな
音作りの基本
- みんなアンプやギターにこだわるが音の大半を決めるのはキャビネット+マイク
- なので音作りの際は適切なIRを選ぶことから始める
- マイクの種類や配置でも音は大きく変わる
ハイカット、ローカットは適切に(動画40分21秒あたり)
- バンド内の他の楽器とのバランスも非常に重要なので不要な帯域はカットすることが大切
- チープなモニタで音作りしていると分からないがここを怠るとライブ等でひどい音になる(または勝手にサウンドエンジニアにカットされる)
- 具体的な設定は動画40分20秒あたりを見ると分かる
モニタヘッドホン
これを使っているらしい.
意外に安いのを使っていて親近感.
www.soundhouse.co.jp
基本的に性能は値段に比例する
- 高いものはそれだけ性能も高いと思っておけばいい
- だからと言って高いのを買えばいいわけではない
- どんな機材でも知り尽くして工夫したらいい音は作れる
- 使いこなすにはまずマニュアルを読み込む事が不可欠.とにかくしっかりマニュアルを読め、ググれ
- 高いものはできることが多い分使いこなすのも大変
- 複雑なことをしないなら高いものでなくてもいいかもしれない
- 質問がよく来るが自分のニーズを明らかにして質問して欲しい、人によって適切なデバイスは異なる
Factory Presetの質
- 基本安物は最初から入っているPresetの質は低い
- HelixとかHeadrushはよくなかったので自分で一から作った
- Amperoは例外で安いのにとても良かった
- Fractalは高い分、最初から入っているPresetも非常に質がいい (この人はFractalのアンバサダーなのでバイアスもかかっていると思う)
好きなアーティストに似た音の作り方
- YouTubeで「アーティスト名 isolated guitar」で検索
- ギターのみ抽出した音源が出てくるはず
- それを流し一緒にギターを弾きながら音を作り込んでいく
Kemperの注意
- KemperはFractal等とは違いプロファイラー
- これはアンプのとある設定の音をSnapshotとして取り込んだもの
- なので設定を変えた音をkemperで出したければ、別のプロファイルを作る必要がある
- 例えば、Treble10の場合の音とTreble5の場合の音は別々のProfileとして取り込む必要がある
- FractalはアンプモデリングなのでKemperとは違い設定ごとにProfileを作るようなことはしなくて良い