オーディオインターフェイスが欲しくなった
子供が小さく外出しづらいことに重ねてコロナ騒動まで起きたため
ほぼスタジオでアンプにつないでギターをつなぐ機会が失われてしまった.
生音でもある程度楽しむことはできるものの
やっぱりエレキギターはアンプを通して弾かないと練習にならないし楽しさも半減する.
ということで辿り着いたのが,
パソコンにギターを繋いでアンプシミュレーターでギターを楽しんでみよう
という結論.
これなら録音も簡単にできるし、演奏動画の共有とかもしやすくなる!!
ということでウキウキでオーディオインターフェイスを選んでみた.
オーディオインターフェイスに求める要件
私が求める要件は下記.
- レイテンシができるだけ短いこと
- コンデンサマイクで録音もできること
- できる限り音もいいこと
- 4万円以下で買えること
と贅沢な要件が並んだが
後述するが一番重視したのがレイテンシ.
上記要件を満たしている候補機種
今回候補にしたのは下記の3機種.
(選定時期は2020年2月)
MOTU M2
- かっこいい
- 再生音質が特に良さそう
- 録音音質も良さそう
- ループバック機能あり
- ダイレクトモニタリングとPC再生音の音量ミックスノブがない(DAW側で音量調整必要)
SSL2
- マイクプリ、インプット回路が優秀らしい
- なので録音するにはこれがお勧めとのこと(ここ)
- ループバック機能なし
- ダイレクトモニタリングとPC再生音の音量ミックスノブあり
AXE I/O
レイテンシで選んだ
さて、どうやって選んだのか.
- どれも録音音質は悪くなさそう.
- 音質は好みの問題もあるので評価が分かれる
- SSL2のマイクの音がいい気がしたが(後述動画)厳密に聴き比べないと分からない差だった
ということで一番ギター録音にとって大切だと思っている
レイテンシの短さ
を指針として選ぶことにした.
どの機種もダイレクトモニタリングが可能なので
外部エフェクタ等を使って録音するときには困らない.
当面はBias AMP2/Bias FX2を使って音作りをすることを考えているので
DAWを通した場合のラウンドトリップレイテンシ(RTL)が最も短いもの
を単純に選ぶことにした.
Buffer | MOTU M2[msec] | SSL2+[msec] | AXE I/O[msec] | |
---|---|---|---|---|
44.1KHz | 16 | 3.7 | 7 | - |
44.1KHz | 32 | 5.1 | 7 | - |
44.1KHz | 64 | 8.1 | 8.2 | - |
44.1KHz | 128 | - | 11.7 | - |
44.1KHz | 256 | - | 20.8 | - |
44.1KHz | 512 | - | 31.2 | - |
48KHz | 16 | 3.5 | 6.1 | 7.8 |
48KHz | 32 | 4.8 | 6.8 | 7 |
48KHz | 64 | 7.5 | 7 | 7.6 |
48KHz | 128 | - | 11.7 | 11.6 |
48KHz | 256 | - | 20.9 | 20.4 |
48KHz | 512 | - | 30.2 | - |
88.2KHz | 16 | - | - | - |
88.2KHz | 32 | 3.1 | 4.7 | - |
88.2KHz | 64 | 4.5 | 5.5 | - |
88.2KHz | 128 | 7.4 | 5.9 | - |
88.2KHz | 256 | - | 10.6 | - |
88.2KHz | 512 | - | 19.6 | - |
96KHz | 16 | - | - | 4.7 |
96KHz | 32 | 2.9 | 4.9 | 5.5 |
96KHz | 64 | 4.2 | 5 | 5.9 |
96KHz | 128 | 6.9 | 5.7 | 6.7 |
96KHz | 256 | - | 10 | 10.4 |
96KHz | 512 | - | 19 | - |
これを見るとMOTU M2のRTLが短く録音に良さそう.
ということでMOTU M2を選びました.
ソース
MOTU M2レイテンシ
SSL2レイテンシ
AXE I/Oレイテンシ
音質はSSL2かなぁ...
この辺りを見るとやっぱり音質はSSL2の方が良さそうかなぁ...
音の抜けがいい気がします.
MOTU M2は比べると若干音がこもっているかなぁという感じ.
まぁ厳密に聞き比べないとわかりませんが.