モンテッソーリ教育について知りたかった
- 作者:堀田 はるな
- 発売日: 2018/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
最近よく耳にするモンテッソーリ教育。 絶賛5歳、1歳の子育てをしている自分も教育について考える機会が増えてきた。
- 子どもには幸せな人生を送って欲しい
親としてはただただ子どもの幸せを願うのみですが、じゃあその願いに少しでも近づくために親に何が出来るのか?
と言う事を考える材料として最近話題のモンテッソーリ教育の本に手を伸ばした。
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育の基本
- 子どもの自主性を最大限にサポート
- 基本は観察。子どもの「好き」に気付く。
- 大人は環境を整えることが仕事
- 子どもが何かに取り組んでいたら邪魔せずいい頃合いで助けを差し伸べる
- 比べない
- 生き方の基礎となる体験を提供
- 教具は、「日常生活の練習」「感覚」「数」「言語」「文化」の五つの領域
- この五つの領域は生きる土台となるので意識
- 失敗の機会を奪わない
- 敏感機に基づいた関わり
- 特別な感受性を持つ時期が「敏感期」。生物は「敏感期」の働きによって本能的にさまざまな刺激に触れ、自らを成長させるようになっている。
上に出てきた敏感期は下記のように年齢によって学ぶことが分けられる。
- 【秩序の敏感期】2~3歳ごろ
- 【感覚の敏感期】3~6歳ごろ
- 【運動の敏感期】4歳半ごろまで
- 【言語の敏感期】6歳ごろまで
今更学校教育のように画一的に正解を押し付ける教育が正しいとは思っていないので、モンテッソーリ教育がそこまで斬新とは思わなかったがなんとなくこうした方がいいんだろうなと思っているけど考えがまとまっていないことをしっかりと言語化してくれているので良かった。
自分の生活にどう取り入れるか
心に響いたのは下記。
- 観察が基本
- 子どもには敏感期があり敏感期に応じた学びを欲している。意味不明に見える行動も敏感期を表している可能性がある
- 失敗の機会を奪わない、環境を整えることが大人の役割
この中でも特に観察というのは出来ているようで出来ていないと感じた。
「この子はいまこの行動を通じて何を学ぼうとしているんだろう」と言う問いかけ
観察しサポートできるようになるために、「この子はいまこの行動を通じて何を学ぼうとしているんだろう」と言う問いかけを自分にするだけで、普段イライラしていたシーンでももう少し冷静に子どもに関われる気がする。
どうしても子どもの行動にイライラしたりコントロールしたい欲求に負けてしまうことがある。 しかし、自分の常識が当たり前だと思って子どもに押し付けるのではなく、自分の常識を疑いながら子どもと関わっていきたい。
そのためにも上の問いかけを自分に行う癖をつけてみようと思う。
子どもに願うこと
保育園での子どもたちの関わりを見ていると本当に微笑ましい。 それぞれの違いをそのまま受け入れ、違いは当たり前の事として気にも留めない。
小学校に入ると画一的なら教育が始まり、勉強はできないといけないとか、スポーツができることはいいことだとか、そう言う価値観を覚えていくことだろうと思う。
難しい事だというのは分かっているけど、今の素直さ純粋さを持ち続けてくれたらなぁと思う。
そうすればきっと子どもたちの世代では今のような格差や戦争はこの世に存在しないんじゃないだろうか。
余談:スマホとの関わり
子どもの集中は大事にしたいとは思うものの、YouTubeをひてすら見たがる事にはどうしても抵抗を感じてしまう。
YouTubeが悪いわけではないが、楽しみは与えてもらうものだ。と言う考えになってしまいそうな気がするから。
なので、自分で試行錯誤したりする楽しみを子どもと一緒に作れるような工夫も必要かなと考えている。
子どもはYouTubeビデオを自分で作ってみたいようなので一緒にやってみようと思う。