常人なら1分以内に死ぬ環境で15分普通に泳げる男が生み出したコールドトレーニングと呼吸メソッド
ヴィムホフという人を知っていますか?
普通なら死んでしまう様な環境でも何事もなかった様に涼しい顔をしていられる。
そんな彼が編み出したのがコールドトレーニングと呼吸メソッドと呼ばれるメソッドです。
コールドトレーニングとは
コールドトレーニングとは低温に身体を晒す事により、身体の免疫力を向上させるトレーニングのこと。
やりかたは至って簡単で
- 温かいシャワーを浴びながらゆっくり呼吸
- 徐々にシャワーの温度を下げる
- 慣れてきたらさらに温度を下げるという事を繰り返し温度を下げていく
- 1ヶ月ほどかけて低音に慣れていき一分間くらい浴びられることを目指す
呼吸メソッドとは
詳しくはこちらをご覧ください。
実施時はこちらの動画を使うとやりやすいです。
呼吸メソッド、コールドトレーニングの効果
血管が鍛えられ寒さに強くなる
低温に晒されると体幹の深部温度を下げない様にするため、重要な臓器以外への血流を止めるため血管が収縮します。
身体を低温に晒すことで血管を開いたり閉じたりすることになるため、血管が鍛えられます。
血管が鍛えられた結果、血管を拡張し続けることができるようになり、寒さを感じにくくなるそうです。
肥満の解消に役立つ
肥満の原因になる脂肪。 その脂肪には、白色脂肪と褐色脂肪の2種類があります。
この中で肥満の原因になっているのが白色脂肪で、これはエネルギーを貯める役割を果たしています。
一方で褐色脂肪には大量のミトコンドリアがふくまれ、脂肪酸やブドウ糖を燃焼させる役割を持っています。
低温において褐色脂肪が活性化されることが研究(マルカンリヒテンバルト、2011年)により明らかになっており、脂肪を燃焼させ肥満の解消につながります。
免疫力アップ
コールドトレーニングの効果を検証するため、2011年にラドバウド大学医療センターで長期研究が開始されました。
この研究で行われたのは
- 参加者24名のうち12名に一週間コールドトレーニングを受けさせる
- 一週間後にエンドトキシンという毒素を全員に注射し反応をみる
というなんとも凄い実験… そしてその結果が
- コールドトレーニング実施者には反応なし
- 未実施者の大多数は発熱
という驚くべき結果。 この結果はネイチャー等の主要科学論文誌で発表されました。
また血液検査を実施したところ
- トレーニング実施者は抗炎症性のあるアドレナリンやタンパク質が増加
しており、炎症を抑える効果があることが分かりました。
自信につながる
やってみるとわかりますが、特に冬に水シャワーを浴びることは最初かなり恐怖を感じます。
実際にやってみると意外と大丈夫なのですが、やり遂げるとなかなかの達成感が得られ、これだけのことができたからちょっとした寒さは大丈夫という気持ちになれます。
またそれ以外の困難に立ち向かう際の地震にもつながります。
水シャワーくらいで何を大袈裟な…と思うでしょうが、本当なのでぜひ冬にやってみてください。
ぜひ本を読んで実践を
やり方は以上の通りなのですが、本を読むとより詳しい機序が分かるため安心して取り組めます。
さらに詳しく機序やメリットが分かると、取り組む際のモチベーションが大きくアップします。
スラスラ読める本なので、疑心暗鬼の方も是非一読し、日常生活に取り入れるかどうか判断してください。