「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」を読んだ
最近投資熱が高まってます。 ずっと貯金しかしてなかったんだすが、政府がインフレ2%を目指す以上、貯金してたらどんどん自分のお金が目減りしてしまうんですよね…
それとサラリーマンから投資で大きく資産を増やしている人の実例を見る機会もあり、欲が出たというか、お金や投資の勉強を避けて何もしないのは勿体ないと思った事も理由の一つ。
とにかか少なくとも投資や経済について知っておく必要を今更ながら(34歳…)感じたのです…
と言う事で最近は投資関係の本を読み漁っています。 今はインデックス投資を勧める本を主に読んでいますが、これから徐々に個別銘柄や仮想通貨に関しても知っていきたいなぁと思っています。
今回読んだのはこの本。
- 作者:ジェイエル・コリンズ
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: Kindle版
アメリカで大人気の投資ブロガーの本らしいです。
基本原則は三つ
この本で紹介されているお金を増やす基本原則はシンプル
- 稼ぎより支出は少なく
- 余りを投資せよ
- 借金はするな
え?これだけと思いますができてない人が多いのが現実。
投資先はインデックス投資一択
この本で勧められている投資方法は至ってシンプル。
- 米国株インデックスファンドに投資せよ
- 元がアメリカ人向けの本なので
- オススメは手数料の安いバンガードのVTSAXと言う商品
- ドルコスト平均法(一気に買わず毎月一万円ずつ。のように、一定額で長期で買っていく手法)は不要。一気に買え。
と言う方法です。 一言で言うと、手数料の安い米国株インデックスファンドを買えということです。
とは言え資産を守るステージの人は債権も組み合わせる
資産を増やしていく段階の私の様な人間は投資するお金を全て株インデックスファンドに注ぎ込めと書かれています。
更に出来る限り倹約して収入の半分は投資に回せると良いと書かれています。
でも定年退職していたり一時的に仕事を離れていて資産を守る段階の人は債権の組み合わせが紹介されています。
債権はリターンは少ないものの損失はありません。 インフレ時に目減りするリスクはありますがデフレ時には逆に得します。
投資資産の4%で生活できる様になって初めて経済的自立
この本では保有資産の4%で生活できたら経済的に自立しているといえると定義しています。
年間300万円消費している場合は7500万円資産が貯まれば経済的自立達成です。
私は全く自立できていないようです…
インデックスファンドとは
インデックスファンドに投資すると、特定の銘柄を買うのではなく、上場している銘柄の大多数を保有することができます。
そしてインデックスファンドでは平均株価等の指標に沿って購入する料が調整されており、市場が成長すればそれに応じてファンドの価値も上昇する様になっています。
こちらはダウ平均株価の推移を示すグラフですが、途中で暴落はあるものの株式市場は長期的には成長していきます。
これはアメリカに限らずどの国でも同じ。
そもそもの資本主義経済が成長を目指すものである以上、成長していくのは当然です。
勿論、保有している株の中には大暴落するものもありますがそう言った株は市場から消え去り、それの代わりに新たに誕生した会社の株がとって代わります。
なので、特定の企業の成績に左右されず全体が成長していればそれに応じて利益を得ることができるのです。
プロが運用するファンドはほぼインデックスファンドの成績には叶わない
こんな単純な商品で大丈夫なの??と思いますが、大丈夫。
プロが銘柄を選別し売買のタイミングも調整しているアクティブファンドの8割がインデックスファンドの成績に叶わないという結果が全世界で出ています。
過去15年間では、インデックスがアクティブ運用を上回ったケースが82%でしたが、この比率は30年間だと99%に上がります。 つまり、VTSAXのような株式市場全体のインデックスとなっているファンドを買えば、ほぼ確実にトップレベルの成績を上げられるのです
更に投資の神様のウォーレンバフェットさんまてもが、
「私からのアドバイスはシンプルです。資金の10%を容易に現金化できる短期政府証券に投資し、残る90%は低コストのS&P500インデックスファンドに投資する。(著者注:私ならバンガードを勧めますが) この方針でいけば、信託資産は長期的に見て、高給でファンドマネジャーを雇っている投資家(年金、機関投資家、個人を問わず)のほとんどよりもよい成績を上げるでしょう」
と言う事を言っているのです。
とにかく買って放置するだけ
この本はアメリカ人向けの本なので、
- 手数料の安いバンガードの米国株インデックスファンドを購入する
- あとは放置。途中不況による大暴落も経験するだろうが強い心で乗り切る
と言うことが書かれています。 本当にこれだけです。
なぜアメリカ株だけでいいのかと言うと
と言う理由。
アメリカは日本と違い今後も人口が増えるため経済成長が止まる確率は日本より低そうです。 そう言った意味でも確かに日本以外に投資する事を考えた方がいいかもとは思います。
日本人は何を買えば…?
ここで気になるのが日本人は何を買えばいいの?と言う事。
SBIや楽天には本書でおすすめされていたバンガードのインデックスファンドに投資する商品もある様ですか、全世界の株を保有する様な商品もあります。
日本人の自分が何をすべきかを知るために現在下記の本を読んでいますので読み終わり次第内容をここに書きます。
元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法
- 作者:柴山 和久
- 発売日: 2018/11/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)